あなたのお子さんがYoutubeで何をしているか知っていますか?
スマホが普及してもう何年も経ちますが、ここ最近は子供たちにもだんだん広がっているようです。
小学1年生からスマホを持っているという子供もいます。
周りの子達もスマホを持っているから、、、と、お子さんにスマホをお与えになったあなた、
お子さんがインターネットで何を見て、そこからどんな影響を受けているかご存知ですか?
Youtubeのコメント欄の子供たちを見て、そしてたくさん会話し、驚愕の真実を知りました。
「ネットいじめ」「2ch体質」「Youtuberいじめ」「子供相手の広告ビジネス」「非教育的な行動の推奨」・・・
もはや教育のためと、無条件にお子さんにスマホを与える時代ではなくなってきたのかもしれません。
私が知った、子供にとってのネットのいい部分と悪い部分、両方全部お伝えします!
みんなやってるから大丈夫、子供達が集団的に一人のYoutuberを攻撃
マスオTVを知ってますか?
この人が今、5000人以上の小、中学生に毎日のように1年以上も叩かれ続けています。
超有名Youtuberのヒカキンさんの旧友の人で、マスオ自身も有名なYoutuberです。
主に小中学生を対象にした動画をアップロードしているYoutuberです。
今回は、なぜ叩かれているのかの理由と歯止めがかからない仕組みについて説明します。
そこには大人数だからという大丈夫だという集団心理があります。
そこを深く掘り下げていきますね
まず、マスオさんの典型的な動画を紹介します。とりえずどんな感じの人かつかんでください。
大人ですよね。別に叩かれるような不快な要素もあるように思えません。
しかし、この動画のコメント欄を見てみてみると、ひどい暴言で溢れています。
「ks(カス)」
「youtuberやめろ」
「もっとまともに説明しろ」
「4ね」
などというコメントで溢れかえっています。
他の動画も覗いてみてても、どの動画も同じような暴言で溢れています。
実は、このコメントしている人たち、ほとんど小中学生です。
なんでこの子達は平然とこんな暴言を吐くのか、私には理解できませんでした。
ですから、わたしは暴言を吐いている小学3年生の女の子に聞いてみました。
彼女は、「4ね」と投稿していました。
なんでそんなことをいうのか聞いたら、
「逆になんでこんなやつをかばうの?」
「別に◯ねって言ってもなんとも思わない」
「自分も◯ねって言われてもなんとも思わないと思う。だからいいの」
「何がおかしいの? みんなマスオのことが嫌い」
と言うのです。
私の質問に対して外野からも、
「お前みたいなやつは消えろ」
「くうきわる、邪魔」
というコメントが届きました。
暴言を大多数がこぞって擁護し、それに反論するものは逆に叩かれる構図です。
マスオさんのコメント欄では、暴言が増えすぎた結果、ついには暴言を言っても何の問題もないというような雰囲気になっていました。
これだけでも驚くと思うのですが、さらに驚くべきことに、この叩きが1年以上続いているのです。
みなさんどうしてか気になると思います。
大きな流れを説明しますと、
- まず、そもそもの発端は、マスオさんが、死んだ熱帯魚を公園に埋葬する動画を投稿したことに遡ります。その動画がこちらです。
- youtu.be
- この動画で、死んだ魚をだしに広告収入を得ていると激しくコメントで叩かれました。(マスオさんは毎日動画を投稿していて、すべての動画に広告が付いています)
- この動画はお祭り騒ぎのように批判コメントで溢れかえり、その後にアップされた動画にもこの魚の動画の批判コメが山のように投稿されました。
- これに乗じて、この状況を面白がった小中学生が批判と関係のない暴言を言い始めました。
- 暴言はお祭り騒ぎのような批判の嵐のなかでどんどん増えていき、小中学生たちの暴言はどんどんエスカレートしていきました。
- さらに、火に油を注ぐような動画が別な人から投稿されます。別のYoutuberシバターがマスオへのいじめを煽るような動画を投稿しました。シバター小中学生からある種の信仰的な支持を集めているため、さらに暴言の書き込みは多くなりました。これがその動画です。
- youtu.be
- 1年経った今も暴言が容認された雰囲気のままで、動画にマスオさんへの暴言が毎日書かれ、動画の評価欄に大量の低評価が押されています。
このような経緯で恒常的な暴言の嵐が未だに吹き荒れています。
ここでマスオさんへのいじめを煽ったシバターさんについて解説します。
シバターさんは、炎上誘発系Youtuberで、他のYoutuberとは一線を画しています。
この人は独特なビジネスモデルであり、有名人を激しく叩いたり、過激なことをすることによって注目を集め、その広告収入を得ています。
具体的には超有名Youtuberのヒカキンさんの本を燃やしたり、女性youtuberを化粧が上手いだけ、何もできないクズと言ったり、Youtuberの年収を暴露したりしています。
そういうアンダーグラウンドなやり方にたくさんの小中学生を感化され、たくさんの子供たちがシバターさんのファン(というよりシバターさんを尊敬している)になっています。
実際の動画はこちらです。
見ての通り、わかりますか、この感じです。
まるでYoutuberの反対勢力のような発言を繰り返しています。
いかにも中二病うけしそうな、反調和的、刺激的な動画をたくさんアップしています。
これがかなり小中学生受けしていて、崇められています。
以上でシバターさんの説明は終わりにします。
話を戻します。
今回のような特定のYoutuberへの集中的な叩きは、集団心理によるものです。
小中学生は周りに流されやすい人が多く、はじめは暴言に抵抗を持っていた人でも周りに流されてどんどん言うようになります。
みんなで暴言を言っているので、自分は悪いことをしていないという錯覚に陥るのです。
だんだんタガが外れて先ほどの女の子のように、マスオさんの気持ちを全く考えらなくなり、暴言がどんどんエスカレートしていくようになります。
最終的にだれが異議を唱えようとも暴言を言っている人が多すぎて止めることができなくなります。
それが今の状況で、1年以上もこの暴言が継続されています。
それ以降炎上するような騒動は起こしていないというのに、です。
これは完全なるネットいじめです。
集団的にいわれのない中傷を吐き続け、その状況を楽しんでいるのが、まさにそれです。
本当に恐ろしい、子供たちがだれもそれをいじめと認知していなく、それをただの遊びか祭りとしか捉えていないということです。
つい先週くらいに、こんなことがありました。
「マスオTVを応援する人、コメントして!!!」
何十かの賛同が寄せられましたが、返信コメントの一つに、以下のようなものがありました。
「俺は応援しないけどw。お前ら、これからもよろしくなwwww」
このようなコメントはこのほかにも今までに何個か見かけました。
この人たちは、マスオさんへの罵倒をユーザー同士の馴れ合いとしか捉えていないようです。
つまり、暴言を吐くことをコミュニケーションの手段として楽しんでいるということです。
もはやマスオさんがどう捉えようと関係がなくて、ただ誰かを集団で罵倒したいというだけなのです。
だから、彼らは自分が発した暴言が被害者にどんな苦痛を与えるかなど、気付こうともしないのです。
逆にもし気づいた人が異議のコメントをすると、集団で罵倒されます。
「低脳」「裏切り者」「くず」
こうして、自分たちと歩調を合わせないものに対して攻撃をし、あくまで彼らは一番大きな集団の意見に順従でいるのです。
彼らは、最初の魚の事件に始まった叩きを1年後の今でもやり続けています。
今の、彼らが罵倒する口実のほとんどが、「マスオは魚を殺して収益を得た。それは非人道的な行為だ。だから罵倒されて当然だ」というものです。
しかし最近のコメントのほとんどは魚と関係のない暴言であり、ただのいじめにしか他なりません。
これだとマスオさんへの罵倒は永遠に終わりません。
しかし、どうやら彼らは次のターゲットを発見したようです。
完全にいじめのターゲットが移るとマスオさんは暴言を言われなくなります。
しかし子供たちによるいじめへの加担はおわっていません。
これからもまだまだ続きそうです。
このような状況で、ネットいじめで子供たちのいじめに対する免疫がなくなると、現実の世界での子供たちのいじめが増えるかもしれません。
それはなんとしても防がなければなりません。
今、子供たちのスマホ、ネットの使用について、私たちは考え直す時期にさしかかっているのかもしれません。
_______________________________________________________________________
集団心理についてもっと知りたい方は、以下の参考動画を御覧ください。